福田デンタルクリニックブログ

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お風呂やテレビなどを活用して 「ながら歯磨き」を30分行う

お風呂やテレビなどを活用して「ながら歯磨き」を30分行う

 

1日に1回、30分程度の歯磨きの時間をつくる

 

ほとんどの人は歯ブラシで歯を磨くのにかける時間は、通常3分程度ほどでしょう。ですが、しっかり歯を磨くために朝、昼は510分程度、比較的時間が取りやすい夜は、最低30分は行って欲しいところです。

 

「130そんなに長く磨かないといけないの」と思われるかもしれません。 しかし、これにはちゃんと根拠があります。

 

歯ブラシのヘッドの幅は、だいたい歯の外周の6分の1程度です。

 

つまり、端の奥歯から反対の端の奥歯までのスペースは、歯ブラシのヘッド6つ分です。ひとつ分を1分間微振動させて磨くとして、6つ分を磨くには6分かかります。 それを歯の上下、裏表で行うのですから、6×424分。そこに後述する歯茎のマッサージを加えると、30分以上はかかることになります。

 

ただ、歯磨きのためだけに洗面台の前に30分立っているのは大変ですよね。そこで、お風呂に入ったときに歯磨きする方法もいいでしょう。

 

私自身も実践しているのですが、 38度くらいの少しぬるめのお風呂を準備します。 歯ブラシと本とお水を持ち込み、お風呂に浸かります。 お風呂の蓋を半分閉めて、 本を読んだり、お水を飲んだりしながらという具合に「ながら」で歯磨きをするのです。なお、この場合も歯磨き粉はつけなくても大丈夫です。

 

もちろん、必ずお風呂で磨かなくてはいけないわけではありません。食卓でテレビを見ながら、水や殺菌効果のある煎茶を飲みながら歯磨きしても問題ありません。 ちなみに、歯磨きしながら水やお茶を飲むと、細菌が体内に入ってしまうと心配される方もいらっしゃいます。まずは、洗面所で一度軽く歯を磨き、うがいをしてからきれいに洗った歯ブラシでながら磨きをするといいでしょう。

今まで数分の歯磨きしかしていなかった人は、いきなり30分以上行うのは大変でしょう。また「ながら磨き」がよくないという意見もありますが昨日よりも今日は少し長く磨こうと意識を行い、いつもより1〜2分磨く時間を延ばし、習慣化していきましょう。